モロッコ2

 今度は寝過ぎて、眠れず。モロッコ、パート2

8月19日フェズで観光

 フェズも、マラケシュと同じように、入り組んだ細い路地に小さな店が立ち並ぶ旧市街。フェズ・エル・バリ。名産としては、なめし皮と陶器。特に、陶器は青い細かい模様が綺麗。
 路地を歩いていると、「ナ・メ・シ、ガワ〜ぁ」と声をかけられることが多く、耳に残る。なめし革の工房を見ていけ、というお誘いらしいが、とてもとても。臭いがすごいのと、入ったら出るのが大変そう…(買うまで、出られない)。
 
 とりあえず、織物屋さんに入る。なかなか良い。一枚200DH。通例のように値切ると、ありえないだろ!という顔。よっぽど自信があったのね。ごめんよ。まあ、そういう事もある。買わずに出る。

 あと、重いのは分かっていながらも、ついつい陶器を買ってしまう。カップや小物入れ。なかなか綺麗。

 午後、またもや列車でフェズからカサブランカへ。今度は、1等。きっと快適に違いない!と思っていたら、エアコン効かず…。なんでやねん!

 カサブランカに着くと、お迎え。始め、違うホテルに連れて行かれる。全く…。見た瞬間、違うと分かったので、正しいホテルの名前を言って、連れて行ってもらう。ホテルはOUM PALACE。中心に近い4星のホテル。たぶん、いままでの中で一番良い。

 夜、夕飯を食べてから、地球の歩き方に乗っていた、カサブランカ・バーに(映画「カサブランカ」のボギーの店を再現。旦那には、呆れられながらも…)。だが、しかし、バーはすっかり姿を変え、軽薄そうな(昔のディスコを彷彿とさせる)バーに。映画ファンの皆さん。残念です。



8月20日 午前、カサブランカ観光。午後、帰国へ。

 ゆっくり寝たので、1時間程しか観光できず。まあ、あまり観光地ではなさそうだったので。

 11時にお迎え。ところが、お迎えの人とホテルのフロントが何やら、もめている。どうも我々の事ではないようだが、理由は教えてくれない(アラビア語だから、内容はわからない)。

 20分程たったところで、あまり遅れると困るので、文句を言いに行く。5分後どうにか出発。こんな事なら、早く言えば良かったか?

 カサブランカ空港で、チェックイン。お腹が空いたので、昼ご飯を食べていた時、ふとチケットをみると、旦那と席が離れてることに気が付く。あわてて、カウンターに戻る。事なきを得る。


しかし、ここからが問題であった。

 14時20分発のドバイ行き。搭乗して、動き始めてから眠ってしまい、1時間以上して目が覚めた…。あれ、まだ地上に居る!?しばらくすると、アナウンス。どうやら電気系統の故障で出発が遅れる、20分待てとのこと。しかし、20分では済まなかった。それから1時間以上待たされて、やっと出発。

 問題は、後の便。ドバイで2時間の乗り換え。いや〜な予感が…。



8月21日 ドバイにて

 ドバイにつくと、案の定。関空行きは出た後だった…。うお〜。私は良いが、旦那は土日仕事なんだ。困った!と思い、カウンターに行くが、日本行きは一日一便。どうしようもない…。

 カウンターで、次の日のチケットと、ホテルのチケットをもらう。色々聞くと、ホテルでは自由に電話を使っても良い、スーツケースも出せると言われる。

 そこで、バゲージクレームに行き、その旨を言うと、「そんな事はできるはずがない」とのこと。まあ、よく考えたらそうだ。全くいい加減な。

 朝の4時、ドバイ国際空港の近くのミレニアム・エアポート・ホテルへ。夜の12時半まで使ってもよいとのこと。しかし、電話は一人3分。おいおい、また話が違う。まったく…

 スーツケースがないため、着替えもなく…。売店で色々買い、とりあえず寝る。

 午後、起きて、こうなったらドバイ観光や〜(プラス思考)ということで、夕方5時から9時までのドバイツアーへ(一人30ドル)。

 モロッコから来たせいか…、いや違う、なんだここは?という気分。急速に、やたらお金を使って開発した都市という感じ。人の臭いがしない。おっきなディズニーランドみたい。ギラギラしたビルやホテルが建ち並ぶ。どれも新しく、ぴっかぴか。ひえ〜。



 8月23日 帰国

 やっと3時10分ドバイから関空へ。今度は無事に…。甘かった。スーツケースがいくら待っても…。来なかった。嫌な予感はしてたが、的中。まあ、仕方がないけどぉ〜。

 
 これまで、たぶん30数回海外に行っているが、一番、いろいろあった10日間であった。なんも、新婚旅行でこんな目に…。でも、楽しかったです!