KY式日本語

 今日、『KY式日本語』がよく売れているという話題をTVで見た。71歳名誉教授。最近本売れまくり。
 そういえば、H大に所属していた頃、同僚のM氏(今はS大)はKY式の天才であった。かの「KJB」(実はKGB)を始め、数々の語を生み出してはったなぁ。
 
 さて、話は変わって、昨日は入学前指導だった。入学前の高校生を指導するのだが、我が研究室に4名の女子高生をお招きして、大学に関する色々な質問を受けた。その中で、大学入学後は「うまく自分を表現できるようになりたい」という発言が多かった。相手が自分をどう思っているのか、非常に気になるのだ。KYが生み出される彼女達の環境は、より自分がKYであることを避ける方向。昔、我々の時代は「天然」と呼び、珍重したものだった(決してマイナスには捉えていなかった)。
 すべての人に好かれるのは無理。「私のように、おばちゃんになると(認めてしもた)、悪口聞こえへんで。はっはっは」と笑いとばしたが、実際、大学に入ると、一学年に数名の学生さんが、対人関係になやみ、学校に来られなくなってしまう。問題である。