『安愚楽鍋』準備。〜「知らぬ顔の○○」〜

 『安愚楽鍋』で「しらんかほの半兵へで帰へッてくると(諸工人の侠言)」という文。学生に調べさせるのだが、「半兵へ」が誰か分からない。丁度、大河ドラマ功名が辻」の半兵衛(筒井道隆)が亡くなったところだったので、「ほら〜、千代を好きだった〜」とか説明すると、やっと一部の学生が分かってくれる。歴史の時間が減っている?のか、最近の学生は歴史的な人物にまったく弱い(というか、興味がない)。だから、こういう慣用的な表現もピンとこない。
 そんな中、いつも後ろ〜の席で眠っているマッチョ君が、授業の終わりに私のところに来て、「半兵衛って、竹中半兵衛ですよね!。軍師ですよね!」。知っていることを自己主張したかったのか!いつも熟睡してるわけではなかったのね!と、少し安心した先週の授業であった。今週はどうなることやら・・・